ABOUT日本カールコード工業とは

カールコードを発明した会社
日本カールコード工業株式会社

(1955年特許を取得)

当社は、1955年に「カールコード」を開発(※)し、NTTの指定メーカーとなりました。
その後、耐屈曲、伸縮性技術を応用した製品を主に開発してまいりました。
現在はNTT向け電話機用コードをはじめ、通信機器、音響機器、OA機器、自動車用等
多岐にわたる分野にカールコード・直線コードの製造
およびアッセンブリ製品を提供しております。
また、ISO9001-14001も取得しております。
(※実用新案を取得)

弊社の事業

  • カスタマイズケーブル

    様々な用途に応じたケーブルを設計・製造しております。カスタマイズケーブルは「高い、ロットが大きい、長納期」といったイメージを持たれるお客様も多いようですが、まずは弊社に是非とも検討させて下さい。
    設計実績:5,000種類以上

  • カールコード

    カールコード製造は単純に巻けばいいというものではなく、様々なノウハウがあります。それらを無視して形状だけのカールコードを作ると、後々様々なトラブルの要因となってしまうことも…弊社は長年培った経験と知識をもとにご用途に応じたカールコードをご提案いたします。

  • ワイヤーハーネス

    弊社製ケーブル、他社製ケーブル問わず多種多様なケーブル加工をいたします。部材は弊社調達でも、お客様からの支給でも結構です。秋田工場を中心に圧着、圧接、はんだ、モールド加工など最小1本から対応いたします。

弊社の強み

提案力

長年の経験を活かし、用途や使用条件、コスト、また使用するケーブルとコネクタとの適合性、
さらに加工性などを総合的に考慮して、最適なケーブル、ハーネスをご提案いたします。
図面などが無くても結構です。ご希望の仕様がある程度わかればこちらからご提案いたします。

迅速・柔軟な対応

一貫生産

ケーブルの設計・開発から生産、アセンブリ、検査、評価試験まで全て対応いたします。
これにより用途や使用環境、使用するケーブルとコネクタとの適合性、さらに加工性などを考慮した
設計が可能である為、高品質が実現できます。

安定品質

ケーブルは機器の血管であり、ケーブル起因による機器障害も多くあります。しかも数年後に障害が
出てきて調査してみたら粗悪なケーブルだったという声も多く聞きます。
弊社では開発、試作時における信頼性評価試験の実施、量産時の品質チェックの徹底により、
安定した品質を保っております。

環境対応

様々な環境規制や、顧客要求に基づいて、環境負荷物質の製品への含有の削減、禁止に
積極的に取り組んでおります。
ご依頼に応じて専門スタッフによる各種調査、調査シートの提出を行っております。

評価・解析

代表的な評価・解析の社内設備をご紹介いたします。

  • 屈曲疲労試験

  • ヒートサイクル試験

  • U字恒温試験

  • 捻回試験

  • 伸縮疲労試験

  • 高温伸縮疲労試験

  • 低温伸縮疲労試験

  • 恒温恒湿試験

他社製品の解析、評価も承っております。
お困りのことがありましたら、
どうぞ遠慮なく弊社にお問合せくださいませ。

ISO認証取得

History

日本カールコード工業の歴史

1954

日本カールコード工業設立

日本映画史上不朽の名作「二十四の瞳」「七人の侍」「地獄門」「ゴジラ第1作」などが生まれた日本映画の黄金時代、当社は産声をあげました。
資本金300万円にて東京都世田谷区に日本カールコード工業株式会社を設立しました。

  • 当時の新聞広告

1955

カールコードの実用新案登録

可撓伸縮性電話用コード(商品名・カールコード)の実用新案登録に成功いたしました。
当時、日本の固定電話は直線ケーブルを使用していましたが、受話器を取る際にコップを引っ掛けてしまって水浸し・・・。
また、コードが捻れてグチャグチャに・・・といった問題がありました。
またその当時、すでにWE社(アメリカ)では電話機に「スパイラルコード」というものを採用していましたが、使えば使うほど変形してしまうものでした。
自由に伸縮して、撚れない、そういった電話コードは作れないだろうか・・・
そこで弊社が開発したのが「可撓伸縮性電話用コード」、商品名「カールコード」です。
ゴム被覆を採用し、かつ断線しやすい両端に応力が掛からないよう中間部を太くすることで、伸縮性と耐久性を兼ね合わせた設計でした

  • 当時のカールコード

このカールコードが日本電信電話公社(NTT)の卓上公衆電話機に採用され、国内で初めてカールコード付き電話機が誕生しました。
その後、電電公社以外の民需機器にも多数採用となっていきました。
そして樹脂メーカーでの材料も改良されていき、ビニール被覆電線の普及が加速していきました。

  • 5号自動式 卓上公衆電話機(通称:赤だるま)

1956

NTTの「らせんコード」の指定メーカーに

日本電信電話公社(現 NTT)の「らせんコード」の指定メーカーとなりました。

1962

600形自動式卓上電話機に採用

カールコードが一般に急速に普及するきっかけとなったといって過言ではないのが黒電話です。
この頃にはゴム電線ではなく、ビニール電線で現在と同じ形状となりました。
その後、1969年にはプッシュホンが誕生しましたが、
使われているカールコードは同仕様のものが使用されていました。

  • 600形自動式卓上電話機

1964

本社・工場を板橋区前野町に移転

豊国電線株式会社(現:住友電工オプティフロンティア株式会社)と業務提携し、
本社・工場を板橋区前野町に移転しました。

1981

モジュラーコードとモジュラープラグを共同開発

日本電信電話公社向けモジュラーコードを住友電気工業(株)と共同開発
モジュラープラグを機ひも技術委員会、平野化学工業と共同開発

1988

線材生産を開始

機ひも用線材の生産設備を豊国電線株式会社(現:住友電工オプティフロンティア株式会社)から移設して、線材生産を開始しました。

  • 導体横巻機

1990

秋田コード株式会社設立

携帯電話機車載DCチャージャー用同軸複合カールコードを開発し、生産の強化のため、秋田県北秋田市に秋田コード株式会社を設立しました。(100%出資会社)

  • 秋田コード株式会社
  • 工場内の作業風景

1998

アーマードコードの特許取得

アーマードコードの特許を取得しました、
NTT公衆電話機にアーマードコードが採用されました。

  • アーマードコード

2000

ISO9001認証取得

ISO9001認証を取得しました。

2002

ISO14001認証取得

ISO14001認証を取得しました

2008

本社・工場を埼玉県行田市に移転

旧工場の宅地化のため本社・工場を埼玉県行田市に移転しました。

  • 本社工場外観

2018

伸興電線株式会社のグループ会社に

より一層の業容拡大のため、日本カールコード工業は、電線の製造販売を行う伸興電線株式会社に株式譲渡し、伸興電線株式会社のグループ会社となりました。